更新日
2023年11月29日

レチノール 正しく使って美肌ケア!

By Lauren Mezière エタピュール日本公式サイト
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レチノールは、数ある有効成分の中でも、エイジング*ケアとして世界的に人気の有効成分です。
日本では2017年に厚労省がレチノールを医薬部外品成分として“シワ改善の効果がある”と認めたことで、エイジング*効果のある美容成分として高い人気を誇っています。
 

レチノールとは?
レチノールは、ビタミンAの一種です。ビタミンAは、脂溶性(油に溶けやすい性質)のビタミンです。ビタミンAには、皮膚や粘膜の強化や、抵抗力を保つ働きがあると言われています。
ビタミンAは体内では合成することができないため、食べ物の摂取によって体の中で生成され、蓄えられます。ビタミンAは、緑黄色野菜や果物、ウナギやバター、卵などに多く含まれています。ビタミンAはビタミンC・ビタミンEとともに、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用のあるビタミンとしても知られています。

 

レチノールの有効成分の種類
レチノールは、シワやシミ、ターンオーバーの促進など、エイジング*効果が期待できる有効成分です。
レチノールの化粧品の有効成分として、パルミチン酸レチノールや酢酸レチノールなどの「ビタミンA誘導体」と「純粋レチノール」などがあります。
「純粋レチノール」は、「ビタミンA誘導体」と比べると、肌への浸透性が高く、より早く高い効果が実感できますが、一方で熱・光・酸素に対して不安定な成分でもあります。

 

レチノールの肌への効果
レチノールの肌への効果として、主に5つの効果が知られています。
● ターンオーバーの促進:肌の表面のキメをなめらかに整え、乾燥による小ジワ・表情ジワ、光老化よる深いシワをケアします。
● コラーゲンの産生促進・分解の抑制:レチノールはコラーゲンとエラスチンの生成を高め、細胞の再生を活性化します。肌はハリと弾力を取り戻し、内側からふっくらなめらかになります。
● 抗酸化作用:レチノールは、シワの原因となる酸化ストレスに対抗することで、肌のエイジング*防止に働きかけます。
● メラノサイト活性の抑制:過剰なメラニン色素の生成を抑えることで、色素沈着やクスミの予防・改善をします。
● 皮脂分泌の抑制:肌はビタミンAが不足すると皮脂を過剰に分泌します。レチノールによって過剰な皮脂分泌を抑制し、皮脂が原因の毛穴詰まりを予防するため、ニキビの予防・改善効果が期待できます。

このようなことからも、レチノールは、若々しく美しい肌を保つために、とても魅力的な成分と言えるでしょう。

 

レチノールのおすすめの使い方
レチノールは、正しい順番や使い方で、より効果的にエイジング*ケアができる有効成分です。
それでは、レチノールをどのように使うのが良いのでしょうか。

 

夜のスキンケアとしての使用がおすすめ
特に「純粋レチノール」は光に不安定な成分です。日中、紫外線を浴びることで成分が変化して、肌が紫外線の影響を受けることもあります。そのため、レチノールは夜のスキンケアとしての使用がおすすめです。(※近年は朝晩で使用できるレチノール製品も発売されています。朝晩使えると記されている製品であれば、日中の使用も可能です。)

 

最初は少量から使用。うるおいケアもしっかりと!
レチノールは人によっては、レチノイド反応と言われる反応を起こすことがあります。レチノイド反応を防ぐためにも、よりたっぷりの水分で保湿をしてから、レチノールを使用。その後は、うるおいたっぷりの保湿クリームで、しっかりと保湿ケアをしましょう。
レチノイド反応がでた場合は、1日おきに使うなどして、少しずつ肌を慣らしてみてください。この反応は一時的なもので、数日から1週間ほどで反応は治まることがほとんどです。
もし、あなたが敏感肌であるなら、最初は週に1~2回、まずは少量から、夜のスキンケアに取り入れて、肌の様子を見ながら使用してみましょう。
少しずつ肌が慣れてきたら、指定の適量を使うことをおすすめします。

 

レチノールとピーリング効果のあるスキンケアを併用しない
レチノールには、肌の表面のキメをなめらかに整える効果があります。そのため、レチノール使用中は、サリチル酸などピーリング効果のある有効成分や、角質を物理的に剥離するスクラブ剤を同時に使用することは、なるべく避けるようにしましょう。

 

目のまわりは避けて使用
顔の皮膚の中でも、目のまわりは皮膚が薄く、非常に敏感な部位です。人によってはレチノールによる刺激を強く感じてしまうことも…。目のまわりは避けて使用するのが良いでしょう。
(※目まわりにレチノールの美容効果を求める場合は、目元専用のレチノール製品を使用しましょう。)

 

翌日の紫外線対策は万全に
レチノールを使うことで、肌は紫外線の影響を受けやすくなるため、紫外線ケアは必須です。
夜のみのレチノール配合スキンケアを使用している場合でも、翌日の朝は必ず日焼け止めを塗り、紫外線対策をしましょう。

 

レチノールの配合濃度や処方にも注意してみよう
効果を優先したいのであれば、「純粋レチノール」配合の製品を選ぶと良いでしょう。純粋レチノールは、より早く肌に吸収され高い効果が実感できます。
ただレチノールの配合濃度が、高すぎても肌の負担となることがあります。レチノールスキンケアを選ぶ際は、効果を実感できる最適な配合濃度の製品を選びましょう。
(※一般的に低濃度0.05〜0.1%程度、高濃度0.5〜1%程度が目安です。早い効果と肌への負担を考慮するのであれば0.2~0.3%の中濃度がおすすめです。)
純粋レチノールは非常に効果の高い有効成分ですが、成分そのものは水に溶けにくく、光・酸素・熱に弱く安定しにくい成分です。水不使用など処方にも注目して選ぶと良いでしょう。

 

レチノールは、若々しい肌をキープするために最適な有効成分です。
自分に合ったレチノール製品を選択し、正しい使用方法で毎日のスキンケアルーティンに取り入れることで、いつまでも若々しい美肌を目指しましょう!

 

*年相応の肌
 


By Lauren Mezière エタピュール日本公式サイト
公開日 2023年11月29日
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